Song Watermark > CDレビュー

2007年01月27日

デュエット・アルバム

デュエット・アルバムデュエット・アルバム
クリフ・リチャード ブライアン・メイ ブライアン・ベネット


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以前、20代の若いイギリス人と話していたとき、「英国人アーティストで、本国では誰からも愛されていて人気があるのに、外国で全く認められていない人がいる」と言われたので、「それって、クリフ・リチャードのこと?」と聴いたら、嬉しそうに「そうだ」って彼は答えました。確かに、本国での評価に比べて日本でも相当認知度が落ちますが、この人の才能はすごいと思います。

クリフ・リチャードほどのベテランになれば買うほうも安心感があるというもの。だけど、それは時として新鮮味のないものになってしまう危険性もあります。そのへんが紙一重のアルバム。正直、すごく期待して買ったので、もっと完成度の高いものを期待しました。単なる企画アルバムの域を脱してくれるだろうと。もちろんその辺を纏め上げようという意図はサウンドの中にも感じられますが…。

何がいけないって、ごちゃ混ぜ感があるのがいけない。楽曲の一つ一つの仕上がりは素晴らしいものがあるのに、アルバムとしてのトータルのデキがもうちょっと作りこんだものにしてほしかったな。その辺を買った当日にレビューしてみます!

大英帝国のカリスマ、クリフ・リチャードのデュエット企画アルバムです。
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2007年01月26日

Under the Red Sky

Under the Red SkyUnder the Red Sky
Bob Dylan


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最近まともにオーディオセットで音楽を聴いていないです。もっぱらiPodかパソコンをヘッドホンで聴くばかり。でもひさびさに、あ〜いい音のスピーカーで腰をすえて聴きたいなぁと思いました。このアルバムを聴いてたら。ボブ・ディランはロックしているときが一番好き。あんまりフォークのディランは聴かんのです。これは趣味の問題ですけど、フォークロック時代のディランもあんまり。好きなのはロックなディラン。

正直に言って、もともと「ディランの声はちょっとねぇ・・」という人は聴かないほうがいい。演奏がしっかりしている分、ディランのかすれた声が浮いてしまっている感がある。1998年の絶品ロックンロールアルバム『Down in the Groove』まではバンドとの一体感があったと思うのだけれど、このあたりからちょっと微妙な感じです。でもそれをカバーして余りある楽曲のよさが、このアルバムにはありました。


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2007年01月19日

Destination Unknown

Destination UnknownDestination Unknown
セクスミス&カー


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どうやらエヴァリー・ブラザーズに似てるらしい。と聞きつけて手にとってみたわけですが、しょっぱなから哀愁漂うアコースティック・ギターとホンワカした穏やかな2パートハーモニー。ちょっと全然違うじゃん〜。どっちかというとこれはブラザーズ・フォアとかピーター・ポール&マリーに近いのでは?と思って、しばらくそれでほったらかしにしていました。

がiPodのシャッフルで耳にするたびに心地よくって、ついにはちゃんとアルバムを通して聴くようになってしまいました。日本版のライナーノーツを読んでも、「エヴァリー・ブラザーズみたい」などと書かれているのですが、世の中のエヴァリーズに対する認識の甘さにナミダしながらも、これはこれでよい。ロン・セクスミスとドン・カーによる味のあるハーモニー・ヴォーカルアルバムです。

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2007年01月14日

Heart Break Hill

Heartbreak HillHeartbreak Hill
Albert Lee


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ゴキゲンなカントリーですっ。アルバート・リーという人はイギリス人なのですが、どうしてここまで土臭くも温かいギターを弾けるのでしょう?音だけ聴いてたらどう見てもアメリカンなんですよね。しかし一聴するとシンプルですっきり心に染み入る彼のギターソロは、とんでもない技巧に支えられていて、エリック・クラプトンよりもすごいギタリストとして崇められていることもあるようです。

そのアルバート・リーの暖かいギターと歌声を前面にフィーチャーしつつ、はじけるリズムでノリノリの良作品がこの2003年のソロアルバムです。上記のジャケット写真のリンクからamazonでの試聴もできますが、実際にCDを聴いてみるとすっごくいい音で録音されてますー。


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2006年09月24日

The Best of the 1910 Fruitgum Company

The Best of the 1910 Fruitgum Company
The Best of the 1910 Fruitgum Company

難しい音楽を散々聴いてきたので、ちょっと耳を休めたかったのです。そこでぱっと頭に浮かんだのがこのアルバム。1910 Fruitgum Companyという長い名前のバンドですが、まあバンドというよりはプロジェクトのようなものですね。リードボーカルの方以外はぐるぐるとメンバーが入れ替わっているので。

理屈ぬきで楽しめる音楽!その一言に尽きますね、これは。日本でも大ヒットとなった(らしい)Simon SaysTrainに始まって、一度聴いたら忘れられないメロディがいっぱい。


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2006年05月20日

Riot on an Empty Street

ライオット・オン・アン・エンプティー・ストリート/The Kings of Convenience
ライオット・オン・アン・エンプティー・ストリート/The Kings of Convenience

The Kings of Convenienceは知らない人が多いんじゃないでしょうか。「キングス・オブ・コンビニエンス」です。知らないですよね。ちょっと上のリンクから、Amazonのページをのぞいてみてください。書いてあるAmazonの解説や消費者コメントが、サイモン&ガーファンクルって書いてますよねぇ。北欧のサイモンとガーファンクルと呼ばれてるらしいです。試聴をしてみたい人はこちらの洋盤のページから聴いてみてください。どうでしょう?S&Gかなぁ〜?確かに初期のS&Gっぽいところもあるし、もっとAOR的・ネオアコ的な響きもあるし、いい雰囲気ですよね。っていうか、サイモン&ガーファンクルって世の中にはこういう音楽だと思われてるのかぁって、変なところで感心(笑)。アコースティックな北欧ポップです。

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2006年05月09日

The Thorns

The Thorns/ザ・ソーンズ
The Thorns/ザ・ソーンズ

CSN&Y(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)とアメリカ、このふたつのグループ名で形容してしまえば、もうそれでほとんどザ・ソーンズがどういう音楽なのかが分かってしまうと思いますが、そうした美しいハーモニーとアコースティックギターの響きのほかに、青春の甘酸っぱさを加えたような音楽、それがこのアルバムだと思います。思いっきりリラックスして聞けるカントリーポップ作品です。

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2006年04月29日

明日なき暴走

明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン
明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン

いやあ実は、なにを隠そうブルース・スプリングスティーン大好きなんです。なかでもこの『明日なき暴走』は名盤中の名盤、これを聴いて元気にならないなんてウソでしょう。迷いなんか吹き飛ばして、ぐいぐいと明るい太陽のもとに連れて行ってくれるような爽快感のあるタイトルトラック。聴くたびにうおおと雄たけびを上げたくなるくらい(笑)。1975年のロック史上に輝く不朽の名作。

ロックンローラーであるとともに、スプリングスティーンは明らかに詩人だ。成功と挫折をくっきりと描き分け、哀愁に溢れ、しかしながら力強さとともに現代社会に対して問題提起を投げかける。こんな歌詞は彼でないと書けない。そう、思うわけであります。

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2006年04月24日

New York City

New York City/ピーター・マリック featuring ノラ・ジョーンズ
Norah Jones & Peter Malick

ピーター・マリック featuring ノラ・ジョーンズ

ノラ・ジョーンズのアルバムの中でこれが一番好きだな。グラミー賞を獲得して大ヒットしたCOME AWAY WITH MEもいいし、ちょっとカントリーフレイバーを加味したフィールズ・ライク・ホーム (CCCD)はもっといいけど、僕はやっぱりロック嗜好なので、乾いたドラムで刻んだビートがあればもっといい。だってノラ・ジョーンズは誰と組もうがどんな音楽をやろうが、その独特のシルキー・ヴォイスでたちまち彼女の世界を作り上げてしまうからだ。だからこのアルバムのように、ロック音楽であっても、ものすごく雰囲気のある素敵なノラ・ジョーンズのアルバムに仕上がっちゃう。

ノラ・ジョーンズは聴いてみたいけど、ちょっとジャジーなものはあんまり好きじゃないなぁっていう人にオススメ。

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2005年09月25日

Are You Passionate?

Are You Passionate? / ニール・ヤング
Are You Passionate?

聴いたときのCDの印象って、いいとか悪いとか以上に色々あると思うけど、このCDを初めて聴いたときの感想は「これ、いいのかどうかわかんないけど、聴いてたらクセになりそうな音楽だなぁ」でした。で、結局いまクセになってます。一つ一つの音がクセになる。とっても感じのいいアルバムですね。2000年のニール・ヤング、ブッカー・T・ジョーンズとおなじみのクレイジーホースをひきつれての、歌謡曲系ブルースロック!

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2005年08月28日

マイティ・ライク・ア・ローズ

マイティ・ライク・ア・ローズ / エルヴィス・コステロ
マイティ・ライク・ア・ローズ / エルヴィス・コステロ

めざましテレビのテーマとして有名になってしまったヴェロニカ(なんかかっこいい曲なのに俗っぽいイメージになってしまった。曲のある部分だけを切り取って繰り返し繰り返し聴いてしまうってのはよくないですね)を収録したスパイクをコステロの最高傑作だとする人は多いと思うけど、僕はこっちのほうが好きだな。スパイクでもヴェロニカを初めポール・マッカートニーとの共作をしていましたが、本作でも二人の作品が光っています。同時期に二人はポールのフラワーズ・イン・ザ・ダートでも競演していますね。

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2005年08月27日

アナログ

アナログ / ソルヴァイ
アナログ / ソルヴァイ

そういや、こんなの聴いてたっけシリーズ。ちょっと肩の力を抜きたいときに聴いてみましょう。これぞガールズポップの典型って感じのデンマークの女の子です。北欧ブームの火付け役であるトーレ・ヨハンソンのプロデュースが光ります。

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2005年08月25日

パッセージ

パッセージ-ベスト・オブ・フォトグロ / ジム・フォトグロ
パッセージ-ベスト・オブ・フォトグロ / ジム・フォトグロ

今日のアルバムは、誰も知らないですかねぇ。もろ80年代のAORサウンドと甘くしなやかなボーカルでプチ人気を誇った(らしい)ジム・フォトグロ。ソロ・アーティストとしての全盛期の代表曲を自ら再レコーディングしてまとめたのがこのアルバムです。全然知らないアーティストだったんですが、なんで聴き始めたかというと…。

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2005年06月16日

Pool It!

じめじめした季節になって気分だけでも晴れやかにしたい!と、そんな今日この頃、通勤時に毎日聴いているアルバムを紹介します。1987年のモンキーズのアルバム。これを聴いているとね、そのあまりに純粋無垢で明るい音楽に、元気になって心が癒されるんですよ。難しい音楽に向き合うことに疲れたときにもリフレッシュできていいかも。

もともとモンキーズが結成されたのは1966年。ビートルズが全米を席巻していたころ。英国出身のビートルズに対抗して、単なる音楽バンドではなくて「モンキーズ」というバンドを主人公としたNBCのテレビシリーズと連動してプロデュースされた4人組。最初はほとんど演奏も出来なくって、レコーディングでは楽器を弾いてなかったようですね。


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2005年06月11日

Hold Me Thrill Me Kiss Me

スタンダードのカバー曲集をあつめたメジャーアーティストのアルバムって結構好きです。以前にもシンディー・ロ−パーのAt Lastを紹介しましたが、ウィリー・ネルソンのスターダスト〜我が心のジョージア〜も大のお気に入りだし、マイケル・ボルトンのタイムレス(ザ・クラシックス)も好き。なんで好きかっていうと、大好きな曲たちが一人のアーティストによってアルバムにまとめられることで、ある統一感を持って楽しめるから。でも今日ご紹介するカバー曲集はちょっと違うんだよな。



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2005年05月28日

スウィート・ベイビー・ジェイムス

おやすみなさい、月夜のレディたち。かわいいジェイムス坊やを寝かしつけて。深い森の緑と、空や川の青い色が大好きなんだ。夢をみさせてね。…「スウィート・ベイビー・ジェイムス」の一節です。1970年というロックの全盛期、こんな心和む歌が生まれたことが不思議なくらいですが、それが人々の心を見事に捕らえたのは言うまでもありませんね。

スウィート・ベイビー・ジェイムス/ジェイムス・テイラー

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2005年05月06日

アーリーバーディ

これまでたくさんの新しいお友達にウェブ上で出会ってきましたが、すでに「音楽リンク」のカテゴリで紹介したApril bird*音楽と小鳥の部屋*のmayumiさんもそのひとりです。日常生活にあふれるふとした言葉を拾い上げてちりばめ、暖かいイメージと物語を作り上げ、優しいメロディで包みあげることができる素敵な方です。今日ご紹介するのは彼女の2003年の作品で、子供たちの視点から眺めた、飛び込んだ絵本の中の冒険のような優しく楽しい一枚。

アーリーバーディー/チェルシーテラス

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思い返してみれば、このチェルシーテラスというアーティスト名が目に留まったのは、僕がジェフリー・アーチャーを読みふけっていたときだったからでした。mayumiさんのサイトに行ってチェルシーテラスの作った過去の音楽を試聴しているうちに、なごみサウンドにはまってしまいました。

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2005年05月03日

ノーバディズ・チャイルド

1971年にジョージ・ハリスンがエリック・クラプトンやリンゴ・スター、ボブ・ディラン、バッド・フィンガー、レオン・ラッセルなど超豪華メンバーを集めて行われた救済チャリティコンサートのバングラデシュ・コンサート以来、様々なチャリティコンサートやチャリティアルバムが発表されてきたが、これもジョージ・ハリスンの呼びかけによって豪華メンバーが素材を提供した1990年のルーマニア難民救済のためのチャリティアルバム。ここでしか公式に聴けないものがたくさんです。

Romanian Angel Appeal ノーバディズ・チャイルド

nobodyschild.jpg


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2005年04月29日

レッド・ラバー・ボール

ソフトロックって言う言葉がぴったりくるのが、このザ・サークル。すごくシンプルで分かりやすいロックなんだけど、すこし大人っぽい響きと上品さ、優しさ、そして心に残る印象的なメロディを持ったグループでした。アメリカのグループなんだけど、イギリスっぽい。とっても爽やかなビートルズって感じ。

レッド・ラバー・ボール/ザ・サークル

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2005年04月25日

ザ・シークレット・サン

ほのぼのしたいなあ、ちょっと明るく元気になりたいなあと思ったらこれですね。ノラ・ジョーンズへの曲の提供者であり、プロデューサーであるジェシー・ハリス。彼自身のオリジナルアルバムに納められた楽曲は、ノラ・ジョーンズの歌った曲とすごく雰囲気は似てるんだけど、歌い方が違うだけですごくほのぼの。

ザ・シークレット・サン/ジェシー・ハリス

secretsun.jpg



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2005年04月22日

チェンジ・オブ・シーズン

よくCD売り場なんかのPOPでは、「史上最大のポップデュオ」なんて形容されていて、そういうのを見るたびにS&Gファンの自分としては複雑な思いをしてました。確かにポップなセンスはあるけど、ダリル・ホールの存在が大きくて、ジョン・オーツがすごく控えめで、どうもバランスの取れたデュオに見えなかったからですが、このアルバムを聞いて考えを変えちゃいました!

チェンジ・オブ・シーズン/ホール&オーツ


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2005年04月04日

欲望

正直言って、ディランがかっこいい!すげえ!と思ったのはこのアルバムだけ。この作品ではすごく声にも張りがあるし、勢いと情熱さえ感じる。どこか覚めた目で世間を皮肉るようなイメージのあるディランとしては、このエネルギー、入魂の作品なんじゃないでしょうか。

欲望/ボブ・ディラン

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ディランがロックするときは、それはそれでいいんだけども、ノリノリの曲になればなるほどディランらしさ・彼の独自性が失われてしまうという一面もありました。ダウン・イン・ザ・グルーヴっていうロックンロールなアルバムも素晴らしいんだけど、ディランじゃなくてもいいかも、なんて思ってしまいました。でも、この作品は、ディランがディランでありながら、素晴らしいロックを展開してるのがいいです。

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2005年03月28日

The Crickets & Their Buddies

今日は思いっきりオールディーズです。2004年にクリケッツがロックンロール創成期にともに活躍した仲間を集めて、とってもゴキゲンなキレのある演奏を聴かせるCDをつくりました。これだけいろんな人が集まって一つ一つの曲でゲストとして演奏しているのに、クリケッツのメンバーがしっかりと芯をもった演奏をしてくれるので、ちゃんとひとつのグループのアルバムとして聞こえますね、ただある一人のゲストを除いて(笑)。

The Crickets & Their Buddies

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それにしても聴いてて楽しいアルバムですよ、これは。ゲストミュージシャンたちのクリケッツやバディ・ホリーに対する愛を感じます。

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2005年03月25日

Listen Without Prejudice

ややもすると傲慢な印象さえ与えるこのタイトル。だけどひとたびCDを聴いてみれば、これ以上にぴったり来るタイトルはないんじゃないかと思える。自信に満ち溢れたアルバム。あらゆる先入観をすべて取り払って、純粋に聴いてほしい。

Listen Without Prejudice, Vol. 1/ジョージ・マイケル

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ジョージ・マイケルの最高傑作だと思います。1990年、ちょうど音楽をまともに聴き始めたころで、それまでにワム!とかFaithのジョージ・マイケルを楽しんでいた僕は、これを聴いておったまげたのをおぼえています。全然予想していた音楽と違っていたから。と、同時に、このアーティスト、これから自分にとって大のお気に入りになるかも、と思ったものです。

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2005年03月22日

Leap of Faith

考えてみたら、けっこうケニー・ロギンスのアルバムって聴いてるんですよね。ロギンス&メッシーナから始まって、ソロ時代のハイ・アドベンチャーやヒューマン・ヴォイス(Vox Humana)、後年のリターン・トゥ・プー・コーナーなど、いろんなロギンスがいて楽しい音楽を提供してくれていたけど、彼のアルバムで唯一、このアルバムが完成度の高いアーティストとしてのロギンスを見せているような気がします。

Leap of Faith/ケニー・ロギンス

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2005年03月11日

アット・ラスト

シンディ、なんでこれをもっと早くやらなかったんだ!って思わず叫んでしまうぐらい、ステキなアルバム。ちょっとこれに関しちゃ、僕、べた褒めします。わりと客観的にアルバムの内容を伝えるのが正しい書き方かもしれないけど、このCDはそれじゃダメです。なぜなら素晴らしいから。

アット・ラスト/シンディ・ローパー

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2005年03月10日

Sounds of the Loop

日本人なら誰でもしってる『アローン・アゲイン』のメロディ。でもそこに秘められているのは苦悩と孤独の物語。ギルバート・オサリバンの音楽にはいつも物語があるなって思います。それがアルバム全体で、というよりは一つ一つの曲の中で完結する物語で、そのひとつの曲を聴いているだけで、まるで映画を一本見ているような気になります。そして、極上のポップセンス!この人のような曲が作りたいと、結構がんばったもんです。

Sounds of the Loop /ギルバート・オサリバン
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そんな中でも1993年のこのアルバムは、物語性に優れた曲たちに恵まれ、卓越したポップセンスを感じさせるメロディにあふれた、僕の大好きなアルバム。日本では『あの日の僕を探して』というタイトルで若干収録曲が違うものが発売されていて、それを図書館で見つけたのが最初でした。でも、残念なことにこれ廃盤なんですよね。なので、上記のアマゾンのリンクでも探せないんです。なんとか再発してほしいアルバムです。しかも曲順がいい日本版でね。

このころには彼はジャージー島という島に住んでいて、そこで録音された歌ばっかりだそうです。アルバム中、もっとも映画的な物語を感じさせるCan't Think Straightという曲は荘厳なオーケストラで始まるとすぐに電話の呼び出し音がなり、女性がでる。そうするとギルバートが思いっきり緊張した声で「メアリーはいますか?」と聞き、いいえ、と拒絶されるセリフから音楽が始まります。曲調自体もミュージカルのよう。恋する女性をふとしたことで殴ってしまって、謝りたいのに会ってもらえず、どうしていいかわかんないよ、と嘆くギルバートのボーカルに掛け合いでもう一人の登場人物が現れてはげますという構成。「私の名前はペギーよ。あなたのきもちよくわかるわ。」と歌い始めるこの人、いったい誰かなと思ったら、なんとあのペギー・リー。とんでもない大御所が突然登場します。

Divorce Irish Style(たしか邦題は『アイリッシュ風に別れましょう』)は穏やかに別れを切り出しますが、徐々にイライラが募り、「なんとかしなくては!」という叫びに変わり、突然穏やかになって「子供のことをまず第一に考えなくちゃ」とまた考え始めますが、曲の最後には二人の口論が重なり合って終わるという構成。ところがすごくメロディがきれいなんです。これは『アローン・アゲイン』とおなじやりかたですね。

The Best Love I Never HadHaving Said Thatなどはオサリバン節全開の絶妙なポップチューン。I Can Give Youはポール・マッカートニーのようなメロディですが、「僕があげられるものは、愛だけ」というやさしい歌。その他にもいい曲がたくさん。ギルバート・オサリバンらしい曲がずらっとならんでます。とっても大切にしたい一枚です。最後にはCan't Think Straightの英語と日本語の掛け合いバージョン。なんとこちらのデュエット相手は来生たかおさんです。
posted by yossie at 03:07 | 東京 ☁ | コメント(6) | トラックバック(0) | CDレビュー

2005年03月05日

Help Yourself

本人にとっては不本意な見方かもしれないけど、でもしょうがないのだ。このアルバム、ジョン・レノンのアルバムみたい!だって声もこんなにそっくりで、ロックしてて、曲調もジョンがつくりそうなものがずらりと並んでる。ジョンの音楽が分かりにくい方向に進んでしまったと思ったファンにとっては、こういうものをジョンの手から待ち望んでいたのかも。

Help Yourself / ジュリアン・レノン
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もちろん、あのジョンの天才的というか、野性的な音楽作りのレベルにある曲はほとんどない。けど、どこか洗練されたジョン・レノンって感じがしました。1991年のこのアルバムはジュリアンにとって特別なアルバムだったでしょう。どうしても追いつけないレベルに父があると分かっていながら、ここまで正面から「レノンらしさ」を自分のものにして発表しようとしたのですから。

冒頭の『レベル・キング』はビートルズの『バック・イン・ザ・USSR』のイントロを思い出させるジェット音から一転して重厚なギターとドラムで繰り出すミドルテンポのロックで、狂気的な歌詞も父親譲り。そこから一転して『ソルト・ウォーター』は『ストロベリー・フィールズ』のようなイントロで始まる美しいバラード。太陽系から見た地球と世界、海の潮水と涙を重ね合わせる壮大な歌詞も感動的。終わり際のスライドギターもきれい。そうそう、美しい曲が多いです、このアルバム。『ウッド・ユー』はジョンの『ビューティフル・ボーイ』や『ウーマン』を思わせる美しさで、歌詞は…読んでくださいとしか言いようがない。『メイビー・アイ・ワズ・ロング』はこれがジュリアンのバラードスタイルなんでしょうね。父親になかったポップセンスと壮大さが光ります。『アザー・サイド・オブ・タウン』という切なさと寂しさの入り混じった感動的なバラードも素敵。きわめつけは、『テイク・ミー・ホーム』。えーこれ、『ジュリア』じゃない!って感じの曲です。そんな美しい曲たちの合間にキャッチーな曲やロックがならび、贅沢なアルバムです。

ここまで、ジョンだとかビートルズだとか言うと、本人には失礼なのかな。でもそういう彼のバックグラウンドが、いい意味でこのアルバムを豊かにしてるんですよ。


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2005年02月23日

イタリアン・グラフィティ

AORというジャンルはかなり幅のある定義であって、なかなかこれがそう、っていう言い方はできないとは思います。Adult Oriented Rockというと、大人向きのロックと訳されるだけで、音楽的にどうものなのかという定義づけはないでしょう。でもこのアルバムからAORが始まったんじゃないか、という共通認識はあるようですね。歴史的名盤です。

イタリアン・グラフィティ/ニック・デカロ

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ロックやポップミュージックにジャズやソウルをミックスさせてみた、というのが彼自身の解釈のようですが、まさにその言葉どおりの音楽です。AOR全般に言えることですが、声が優しくて甘い人が多いですね。彼もそうです。やっぱり一番印象に残るのは一曲目の「ジャマイカの月の下で」。これはスティーブン・ビショップとリア・カンケルの共作で、エレキギター、ストリングス、キーボード、ドラムのすべてのアレンジがとーっても心地よい。スティーブン・ビショップの「オン・アンド・オン」をさらに大人っぽくしたような曲ですね。歌詞もとってもお洒落。

そのほかにもランディ・ニューマン(S&Gのお気に入りですね!ここで取り上げた「町は眠っているのに」っていう曲はもうほんとに素敵です)や、スティービー・ワンダー、ジョニ・ミッチェッル、そしてなんとトッド・ラングレンまで、選曲は幅が広いですが、古いスタンダード曲からコンテンポラリーな作家の曲まで様々な題材を、アレンジャーとしては超一流である彼自身のアレンジで見事に統一感のあるムードたっぷりの一枚です。AORがすき、という人にはマスト。というか、持ってないとおかしい(笑)。
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2005年02月17日

Maia Sharp

 あれはほんとに超然的な美しさでした。アート・ガーファンクルとの奇跡のコラボレーションをEverything Waits to Be Noticedで見せてくれたマイア・シャープ。ソロでも最新アルバムFine Upstanding Citizenがリリース間近ですが、その前にこのアルバムで復習しておきましょう。

Maia Sharp/Maia Sharp
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 Everything Waits to Be Noticedはアート・ガーファンクルにとって今までになく創造的で、アクティブで、美しい作品でした。それを実現させたのはもともと天性の美意識を持ったアーティのもとで、バディ・モンドロック、バリー・マン、そしてマイア・シャープの3人がポール・サイモンのようの様な役割を果たしたからだろうと思っています。S&Gは常にポールが曲を書き、素材を用意してそれをアーティがその美的感覚で磨きをかけていった。それと同じ作用が起きている気がします。

 このアルバムを聞けば、マイア・シャープもやはり一人の素晴らしいシンガー・ソングライターだということが分かります。その詩の表現力はあまりに繊細なジミー・ウェッブの詩の世界と違い、ときには繊細だが時には大胆に、他の人には使えないような言葉遣いで言い表されていて、どちらかというとジミー・ウェッブよりポール・サイモンに近いのです。サウンド的にはもう少しシンプルなアレンジのほうがこの人の曲のよさが出るんじゃないかなぁと思ったりしますが、メロディは独特の持ち味を出していて、なかなかよい。

 ニューアルバムが待ち遠しいです。ジャケットきれいですね。彼女のオフィシャルサイトもとってもきれいにリニューアルされてますよ。
http://www.maiasharp.com/
posted by yossie at 16:00 | 東京 ☁ | コメント(4) | トラックバック(0) | CDレビュー

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